さよなら0系追っかけ記 後編 |
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| やっとラスト後編です。
西明石でひかり340号を見送った後、いよいよ0系最後の列車であるひかり347号の運転です。
走行写真については加古川橋梁と西明石で撮ったもので十分だったので、今度はお見送りということで新大阪に向かうことに。
・・・現地は地獄絵図のような光景ということはおおかた予想できますが、ここは最終日ならではの熱気を味わうためにあえて飛び込んでいきます。
新大阪発車は14時56分なので14時くらいに現地入りすればいいかなと思ったので、昼食を取りつつゆっくり新大阪へ。 新大阪到着後、在来線ホームを降りすぐさま新幹線改札へ行き、入場券を求め窓口へ行くとそこには大量の行列が。 そりゃ同じこと考えてる人は居るよなぁ。今回ばかりはマニアでなさそうな一般の人まで多く見かけました。
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一番下にひかり347号が。 全車指定か・・・こいつの指定券は発売開始数十秒で完売だったとか。
窓口でしばらく時間を要し、入場券購入が完了したらすかさず改札内へ。 0系の発着する20番ホームへ向かおうとすると何やら放送が騒がしい。
なになに・・・
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環境音にまぎれて聞こえにくかったですが、どうやら大変な混雑につき20番ホームは入場制限が掛かっているとのこと。 ひかり347号乗車の人しか入れないという状況であり、実質立ち入り禁止です。
ホームへ向かう階段の前には駅員がズラリ。 厳重な警備から上がどれだけ凄まじいことになってるか伝わってくるぜ・・・!
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各種注意書きもあり。
一方、向かいの21番ホームは入場可能とのことだったので、こちらに向かうことにします。
階段を上がって目に飛び込んできたのは、長蛇の列!
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入り口付近にいるので一瞬何かの列車待ちかと思い込んでしまいますが、大半は0系目的の撮影者! 一般乗客の邪魔になりそうな感じですが、幸いにも0系発車までは列車が入線しないので何とか大丈夫といったところです。
ホーム東京寄りは空いていたのでそこで一旦待機し、望遠で20番ホームの様子を伺ってみると・・・
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身動きがとれないほどの混み様! これは20番ホームに入れなくてよかったなw
このレールスターの後に0系が入線することになります。
そして14時45分頃、ついにひかり347号となる0系が入線。
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(ビデオから抽出したのでピンボケしています)
0系が入線してくるや否やハイパー撮影タイム開始! 「柵に寄りかからないでください!」の看板も空しく、激しい撮影合戦が繰り広げられます。 まあ、この位置で0系のヘッドライト点灯姿が見られるのも本当に最後なので無理はないでしょう・・・。
反対側の博多寄りでは出発式典が行われるので、アナウンスがかすかに聞こえてきます。
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式典が行われた場所。 0系出発後に撮ったものですが、ここが最混雑地帯でしたね。 しかもホームの端で階段から離れていることもあり、退場にものすごい時間が掛かっていました。
入線から出発まで10分しかありませんでしたがその間にもどんどん撮影者は増加し、21番ホームもいよいよヤバイ状況になりました。
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最後にこれだけ大勢の人に囲まれ、0系は何を思う・・・
そしてテールライトが点灯し、発車目前となりました。
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見ているだけで郷愁を誘うテールライトは他の鉄道車両では味わえない魅力でしょう。 何度となく見送られてきたであろうこの姿も今日で最後。
そして発車ベルがけたたましく鳴り響き、いよいよ正真正銘のラストラン!
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多くの声援に見送られ、博多へスッ飛んでいきました。
ところで教科書など日本の歴史年表には必ず載っているであろう、1964年10月1日の東京駅での0系出発シーンは誰もが一度は見たことがあるんじゃないかと思います。 あの時と同型の車両が今の今まで走っていたことを思うと歴史の長さを感じますが、12月14日の0系運転終了もそれに匹敵する出来事になった・・・かな?
0系がいなくなってもあの愛嬌ある独特なフォルムは、新幹線車両の代表的な姿として人々の記憶から消えることはないでしょう。
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12月23日(火)22:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | 乗り鉄・撮り鉄 | 管理
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