組み立てらんねぇ! |
|
| スルカンBトレ発売から1ヶ月が過ぎ、ほしい人の手には十分回っている頃だと思います。
恐れていた火災工場製混入も無く、ラピートをはじめ比較的出来のよいラインナップでしたが、パーツの嵌まりが固いなど、若干の不満点もあるようです。
スレでも以前話題になっていましたが、京阪3000系が特に組み立てが難しいとされていました。 確かに自分も組み立てたとき、側面とガラスパーツの異常な固さに苦戦を強いられました・・・。 スルカンBトレの宣伝ポスター(駅事務室に貼ってある)でも、京阪3000系だけパーツが浮いていたりしていたので発売以前からなんか不安だったんですが(笑)
でも、パーツの嵌り具合が悪いのって前から結構ありますね。 大昔だと東急8000系が側面、屋根共にものすごく固かったと記憶しています。 奥までさし込むのが困難であるために完成後の車体がパーツ浮きまくりのカッコ悪い姿になってしまうこともありますねぇ・・・。
長い間Bトレを組み上げていくうちに、何となく嵌りが固い原因というか諸悪の根源なるものが段々見えてきます。
それがコレ↓
My Image
側面裏に付いてる突起です。ガラスパーツと接合するためには欠かせない部分です。 この突起の周りに更に出っ張ってる部分がありますよね。 画像はこれまた固さではトップクラスの東急5000系のものですが、突起の周りに上下左右、4つ生えています。 自分はコイツのせいで嵌めこみが固い現象が発生すると考えていました。
そもそも、Bトレはスナップフィットキット、接着剤不要のプラモデルです。接着剤を使わずに各接合部分の密着性を向上させるために、Bトレでは各パーツに「突起」とそれを受ける「窪み」を設ける形で、接合を行っています。
プラモデルでも特に動力を仕込んで動かすようなものは、仮に障害物と何らかの衝撃があってもパーツ外れなどの損傷を防ぐために、ボディの強化は必要不可欠です。 側面のこの突起の形状も、そのためのものだと思います。
突起をガラスパーツに差し込むと、周りの出っ張りはガラスパーツの窪みにより圧縮・密着し、離れなくなります。 この構造自体は別に良いのですが、車種によっては出っ張が大きいせいで窪みに入らなかったり、嵌めても側面が歪んでしまったりという事例を引き起こします。 きちんと側面を密着させるための構造が、逆にアダとなってしまっているわけです。
そんでもってこの解決方法ですが、至って単純なもので・・・・・
My Image
出っ張り部分だけをヤスリで削ってしまいます(画像上) これだけで大分組みやすくなることが多いです。 しかし削りすぎると接合部がブカブカになり外れやすくなってしまうという諸刃の剣w 簡単そうですがなかなかシビアだったりします。
Bトレも登場したての頃のものは、突起周辺の出っ張りは無く、側面に関しては現在のモデルよりも比較的作りやすかったです。それが段々と画像のような突起形状になるにつれ、嵌りの固いモデルが増えてきたと思います。
京阪3000系は最近では珍しく突起周辺の出っ張りの無いものでしたが、今度は突起自体の径が大きくなったのか、やはり嵌ってくれず・・・w
ただでさえパッと見子供でも作りやすそうな印象があるのに、いざ作り始めてみると大人でも組み立てに苦労することが多い状況です。 モデラーならヤスリやカッターを駆使して組み上げていきますが、バンダイ的にメインターゲットである小学生以下の子供達にとっては中々難しいんじゃないですかね・・・。
ちなみに度々某ハンズ等で行われるBトレ組み立て教室で提供される車両は103系の低運車であることが多いのですが、これはかなり組み立てやすいです。 突起周辺の出っ張りが無い上に窪みとのサイズが絶妙なのか、ヤスリで削る必要も無く、適度な固さでスッポリ嵌ってくれます。
やはり初心者向けのイベントだからか、バンダイもそれに応じて組み立てやすい車種として今まで103系低運車を出してきた・・・のかな?
| |
|
9月23日(火)22:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他 | 管理
|