半両編成
 
Bトレメインですが時々鉄コレあり、バスもあり・・・・・
 



2008年12月12日を表示

うわぁ

今回は・・・少しショッキングなネタです・・・・・。




鉄道模型の塗り替える時は、まず塗装を落とすためにIPAに漬けるのが一般的な方法となっていますね。

モノによって塗装が剥離するまでの時間経過がバラバラなので、つい長期間漬けっぱなしになるのも良くある話です。
Bトレの場合は大抵数時間(アバウトだなw)で剥離します。

IPAはシンナーに比べてプラスチックを脆くする危険性が低いため割と気軽に使えるものとして認知されてきましたが、だからといって油断は禁物なわけなのです。
特に1年以上もほったらかしにしていると・・・・・!





先日の記事で久しぶりに塗り替えに手を出し始めたので、IPAに溜まりに溜まっていた側面を一気に引き上げました。
プラスチックの状態が気になりましたが、見た目上は特に問題なく、石鹸で汚れを落とすとピカピカの姿を現してくれました。

塗装ブースも手に入れたことだし、これからガンガン塗装するぞと意気込んでいたので、早速に吹き付けを開始したのですが、それが悲劇の始まりでした・・・。



塗料とシンナーを適量に混ぜ、側面と数十センチ離して、と至ってセオリー通りに吹き付けたのですが、塗料がプラスチックに乗り乾燥が始まると何やら変化が・・・。









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こ れ は ひ ど い


吹く前は真っ直ぐだった側面が、何とみるみるうちに湾曲していく!
こんな経験は今までなかったので焦ってしまいましたが、まあガラスパーツに嵌めてしまえば真っ直ぐになるだろうと楽観状態でした。



しかし乾燥が進み、半渇きで触るとモチモチしていた表面も徐々にツルツルになってくると更に状態が悪化!



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塗装にヒビがはいってくるようになりました。
これはちょっとヤバイ予感がしたので塗装は一時中断。
けど塗装が悪いだけならまた落とせばいいかと思ったので、IPAプールへ戻すため側面をつまんだところ・・・
















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    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ つ
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
.   |    ::<      .::|あぁ
   \  /( [三] )ヽ ::/ああ
   /`ー‐--‐‐―´\ぁあ




ついにやっちまった・・・
側面がまるで地割れのごとく裂けちゃった!
もう見るからに再起不能だろうこれは・・・。


犠牲になったのは東急5000系でしたが、幸いにも比較的手に入りやすいモデルであることからまた買いなおせばいいです。
これが限定版モデルだったらと思うと・・・!




念のため他の側面でも吹き付けてみたのですが、同じく湾曲するものもある一方、問題なく真っ直ぐ保っているものも多数ありました。

しばらく考えたところ、この状態変化はIPAに漬けた期間の長さによって発生するものだと判明。
1年ほど漬けたものは問答無用で湾曲、一方数週間~三ヶ月程度のものは状態変化ナシといった具合でした。
ちなみに何故か詫び工場製の側面(大阪市80系とかの白成型色)は長期間漬けっぱなしでも無事だったりしました。

てなわけで、IPAに漬けたものは面倒でもすぐに引き上げることをオススメします・・・。
これ以上の犠牲を生み出さないためにも・・・。



12月12日(金)02:43 | トラックバック(0) | コメント(5) | その他 | 管理


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